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───幸せな夢だった。 彼女が記憶を奪われてから過ごした生活を、彼女はそう表した。 それも当たり前だ。 彼女の世界では───人間はそのような暮らしはできないから。 「聖杯戦争・・・かぁ」 数多の人間が、サーヴァントという英雄を使役し行うバトルロワイアル。 生き残り、願いを叶えるのはたった一人。 「・・・こんな時、巧ならどうするんだろうね」 ボソリ、と呟く。 叶えたい願いはある。 当然だ。 でなきゃ野村博士から渡された───『ゴフェルの木片』なぞに触る訳がない。 その時。 座る彼女の前に、光の粒子が集束する。 その集まった粒子は人の体を形どり───赤い装甲を纏った、青年が現れる。 真理はその出現に驚愕するが───直後に理解する。 これがサーヴァントというものなのか、と。 「あなたが、私のサーヴァント?」 「・・・そうだ。 サーヴァント、アサシン」 赤い装甲の青年───アサシンは、寡黙だった。 必要以上の言葉を話すようなことはしない。 しかしその瞳は真っ直ぐと真理を見据えている。 彼女の本質を見定めるように。 彼女の価値を見極めるように。 「───マスター。 一つ聞くが、いいか」 「え、あ、うん」 「お前の願いは何だ」 サーヴァントである以上、マスターの願いは聞いておく必要がある。 その問いに、真理は少々戸惑うが、答える。 「私は───私の世界の人間を、自由にしたい。 オルフェノクに襲われないような、生活を」 「自由に・・・?」 「私の世界はね、オルフェノクっていう存在に人間が弾圧されてるの。 人間たちは、隠れて狭い暮らしをしてる。 だから───私は聖杯に、平和な世界を願いたい」 真理は自分の言葉で、自分の願いをはっきりと述べる。 オルフェノクに虐げられる人間を助けたい。 人間が平和に暮らせる世界が欲しい。 救世主───ファイズにだけ任せることはできない。 以前の自分なら、巧ことファイズを待つことしかできなかっただろう。 しかし、今の自分には───それを為すための方法があるのだ。 見捨てる訳には、いかない。 「でも、そのためには他の人を」 殺さなきゃいけないんだよね、と。 心の中で彼女は呟く。 人間のために人間を殺す。 広い目で見れば、彼女が行おうとしている方法は正しい───のかもしれない。 そうして願いを叶えれば、最終的に多くの人が助かるのだ。 草加も、哲太郎も───そしていつか帰ってくるであろう巧も争いの中に放られることはなくなるのだ。 「そうか。 なら───俺がお前の代わりに、サーヴァントとして戦おう」 「・・・え?」 「俺が、戦う。お前は隠れていればいい。 人間のためだけを思っていればいい」 アサシンはそう告げる。 その顔は、冗談を言っているような顔ではない。 285 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 46 50 ID lxadRI/20 「私の願いなのに、ダメだよ。 アサシンにだけ押し付けるなんて」 「大丈夫だ。 俺は、俺の信じた物のために戦う。 お前が人間を助けるというのなら───俺も、それに協力しよう」 アサシンは真理に背を向け、歩き出す。 単身、戦場に乗り込もうというのだ。 「アサシン!」 真理の呼び声に、ふとアサシンは振り返る。 その顔は、とてもではないが活力に溢れているとは言えない。 聖杯戦争に呼ばれた現状への困惑。 人を殺さなければ己の世界を救えないという迷い。 人を殺さなければいけないという恐怖。 それらが織り混ざって───顔色はとても悪い。 簡単に言えば、青ざめている。 それでも真理は───自分の足で立って、アサシンを見ている。 「名前。名前を教えて欲しい。 アサシンとか、そういうのじゃなくて───本当の名前を」 「・・・」 真理の、せめてもの覚悟なのだろう。 一人で戦場へ向かうアサシンへの。 己も無関係ではないという覚悟。 「・・・」 それを聞いたアサシンは───ふと、思う。 生前、彼が幾度も見た人間の表情。 恐怖もある。 抵抗もある。 迷いもある。 それでも───誰かのために動こうという、儚くとも美しい、人間の素晴らしさ。 「───ああ、言ってなかったな」 アサシンもその顔を見て、決意する。 ああ、このためだ。 このような人間のために、彼はいつでも戦ってきた。 ああ、このような人間のためならば。 ああ、このような願いを持つ者のためならば─── 「───『ゼロ』だ」 ───俺はもう一度。 この体を、争いの中に投じよう。 【CLASS】 アサシン 【真名】 ロックマンゼロ@ロックマンゼロシリーズ 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断 B 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 レプリロイド A 人間的思考回路を持つロボットの総称で、自ら考え物事を処理する事が出来る。 精神への干渉、毒物、呪いを受けない。 戦闘続行 A 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 生前、普通のレプリロイドなら機能停止に陥るほどの状態でありながら戦い、生き延びた逸話からこのスキルを会得した。 破壊工作 B 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。 彼の場合は、拠点や施設などの破壊に該当する。 ただし、このスキルが高ければ高いほど英雄としての霊格は低下していく。 生前、彼が数々の拠点を破壊、制圧したことにより付与されたスキル。 技術会得 B サーヴァントを倒した場合、そのサーヴァントのスキル、技術をランダムで会得できるスキル。 しかしそのためにはそのスキル、技術を一度自分の目で見ておく必要がある。 生前、彼が倒した敵から数々の技を会得したため付与されたスキル。 【宝具】 『偽の体に秘めし伝説の英雄』(ゼロ) ランク:A 種別:- レンジ:- 最大補足:- アサシンのその身体の中の魂に宿る宝具。 生前、アサシンは常に勢力・単体としての力、全てにおいて劣勢な状況から相手の基地に単身乗り込み、任務を成功させていた。 その逸話が宝具になったもの。 この宝具こそ彼がアサシンたる由縁である。 自分から戦闘を仕掛けた場合、相手の俊敏・耐久がランクダウンする。 それは『戦闘が始まった時点で』相手とのステータスに差があることや、自分の体がボロボロであるなどの、自分が劣勢であれば劣勢であるほど強く発動し、相手の俊敏・耐久が大きく下がる。 286 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 49 03 ID lxadRI/20 【weapon】 ゼットセイバー、バスターショット、シールドブーメラン、トリプルロッド、リコイルロッド、チェーンロッド 生前使い続けた数々の武器を臨機応変に使い分けるのがアサシンの主要戦法である。 宝具ではないため破壊されても魔力で修復が可能。 【人物背景】 シグマウィルス研究所に封印されていたレプリロイド。 『ゼロの伝説』を頼りにやってきたシエル手によって目覚めさせられ、弾圧されるレプリロイド達の為に戦った英雄。 クールだが頼まれると断れない性格だったり、子供に好かれたりと、ロックマンXシリーズのゼロのような熱い部分は少ない。 彼の体は英雄ゼロのコピーボディであり、オリジナルではない。 『ロックマンゼロ3』の終盤で彼は己のオリジナルのボディを破壊し、オメガとなったオリジナルのボディに別れを告げる。 彼は最後、バイルとの最終決戦でドクターバイルが作り上げた宇宙砲台『ラグナロク』落下を食い止めた後、崩壊するラグナロクと運命を共にし消息不明となる。 ラグナロク落下阻止作戦後、残っていたのはヘルメットのみだったがシエルを含めゼロを想うものは彼の生存を信じて疑わなかった。 数々の人間とレプリロイドを救い、伝説として語り継がれた彼の活躍は、まさに英雄であった。 数々のバイルの拠点、施設、工場などに潜入し、破壊活動を成功させたことにより、アサシンの適正を得た 。 今回は闇を斬り裂き光を齎す救世主───ファイズを求める園田真理の声を聞き現界。 オルフェノクに弾圧され、虐げられる人間。 成す術なく消えていく存在。 ───そう。 彼は、そのような存在のために戦ってきた。 英霊となった後もそれは変わらないのだ。 【サーヴァントとしての願い】 彼は迷わない。 聖杯戦争を勝ち残り、真理の世界で弾圧される人間を救う。 【基本戦術、方針、運用法】 基本は気配遮断を使用し、『偽の体に秘めし伝説の英雄』の効果を用いサーヴァントに強襲する。 ゲリラとして活躍した時代もある彼は情報収集の大切さも知っているため、情報収集も並行して行う。 マスターである真理もオルフェノクから隠れて暮らす生活を送っていたため、サバイバル&逃げ回る生活は中々得意。 今はボロボロの服だが、普通の服に着替えると一般人と何ら変わらない特徴のため、一般人としてカモフラージュも可能。 マスターとして直接戦闘能力はないため逃げ回ろう。 287 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 50 47 ID lxadRI/20 【マスター】 園田真理@劇場版仮面ライダー555 パラダイスロスト 【参加方法】 隠れ住んでいた場所で野村博士から『願いが叶う』というゴフェルの木片の話を聞き、触れた 【マスターとしての願い】 人間解放。 オルフェノクに脅かされることのない世界を。 【weapon】 なし 【能力・技能】 オルフェノクに脅かされ、隠れて村で過ごしていたため、多少の銃の扱いは可能程度。 【人物背景】 世界は人類の進化形たるオルフェノクの組織・スマートブレイン社が完全に統治し、人類のほぼ全てはオルフェノクと化していた世界。 数千人を残すのみとなった人間たちは廃墟のような居住区に追いやられ、オルフェノクに脅える日々を過ごしていた。 そんな状況に反逆する一部の者は人間解放軍をを結成、そして園田真理はその人間解放軍の象徴的存在。 行方不明となった巧=ファイズが帰って来ると信じ、救世主の存在を広める。 しかし───そんな中彼女は人間解放軍の胡散臭い博士、野村博士からゴフェルの木片の存在を知る。 半信半疑ながら触ったところ、今回の聖杯戦争に呼ばれることとなった。 そんな彼女に訪れたサーヴァントは───彼女の望んだ救世主とはまた違った世界の救世主であった。 【方針】 優勝。 人間は殺したくないが、覚悟はできている───?
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ストーリー 貧民街の少年が得た幸せと不幸。恩人を奪ったものに災い魔で挑む。 登場勢力 リズ連邦共和国協同連合 ギガントマキアにおいてプラントに侵攻する。 神聖プラント帝国 新兵器アームヘッドによりギガントマキアに勝利。 御蓮王国 プラントの同盟国 目次 第一話 街灯の下 第二話 ”ヒレー・ダッカーとガール・ポッチ” 第三話 外 第四話 覚醒 第五話 対決 第六話 呪い 第七話 アームキル 第八話 血染めの天使 第九話 悪夢の疾走 第十話 デュアル 第十一話 リベンジ・スタート 第十二話 大統領護衛 第十三話 村井 第十四話 宮京会議 第十五話 悪夢の化身 第十六話 プリュヴィオーズ 第十七話 トーアナイゼーション 第十八話 スカージVSブラッディフェザー 第一九話 ブラザーフッド 第二十話 ヘルヴィジター 第二十一話 アボーキー 第二十二話 融合 最終話 リベンジ・エンド
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自分で言うのも何だけど、僕ん家って超金持ちで人生勝ち組なんだよね。でもさ、お金って使う場所がなけりゃマジ意味ないじゃん?ってワケで地球に滅びてもらっちゃ困るんで、いっちょやりますか。安心しなよ、地球を救うついでにキミの事も守ったげるよ。 出身作品/モチーフ(国籍):石油王(サウジアラビア) ネームドブラザー:無し 追加アクション:無し オーナー武器1:スタグビートルシリーズ オーナー武器2:オプティクスⅡシリーズ パラメータ α β γ スピード 7 8 7 ジャンプ 5 5 5 アビリティ 2 1 1 スペシャル 9 9 10 初期HP 2000 1600 2400 ●アビリティ:アイテム 使用回数 1回 リロード:α 15.5秒 β 19.5秒 γ 19.5秒 絨毯型の反重力式エレベーターを設置するよ。飛び回る事はできないけど、空から一方的に攻撃できるぞ。 上空の一定距離まで上昇し停滞する空飛ぶ絨毯を召喚する。 絨毯に乗っていられる時間は約22秒程度。 絨毯が残っている間に次の絨毯を設置すると以前のものは消滅する。 発動⇒地面に絨毯が着地⇒数秒後に上昇開始という流れなので、上昇出来るまではタイムラグがある。空中で設置した場合、絨毯は地面に接触するか、絨毯の上昇距離に等しい距離を一旦落下してから再上昇するという挙動を取る。従ってプリンス1人の絨毯のみでどんどん上昇していくことは不可能。 でっぱりがある地形で使った場合、絨毯が地面から少し浮いた状態で召喚されることがある。その場合、ジャンプしないと絨毯に乗ることは出来ない。歩きながら使用した際などには、絨毯の着地地点に先回りしてしまい、自分の頭の上に絨毯が設置され、そのまま絨毯に取り残されるといった悲しい光景も・・・絨毯に置いて行かれた時の哀愁は計り知れない。 直下からの攻撃(蟻の酸など)は絨毯がガードしてくれるが、爆発物などは防いでくれない。ただ、絨毯にもライフがあるようで、一定量の攻撃を受けると時間よりも早く消えてしまう。金蟻などの猛攻をしのぐことは難しい。 余談だがプリンスブラザーを2人以上連れていき、絨毯の上に絨毯が重ねるように召喚していくのを繰り返すと最終的にはステージの上限まで上昇することが出来る。有用性?よく聞こえないぞ!繰り返せ!ちなみに上限まで達すると絨毯は強制的に消えてしまうのでずっと昇り続けることは出来ない。 プリンスブラザーαとペイルウイング(EDF2)など飛行キャラの組み合わせでは、絨毯のリロード完了間際にペイルで少し上昇してからプリンスにブラザーチェンジ→即絨毯設置→即ペイルにブラザーチェンジして上昇、絨毯に着地・・・を繰り返せば最大高度まで登っていける。最大高度まで達したあとは絨毯上から次の絨毯を召喚→ペイルでその上に乗り直す、を繰り返すだけでOK。上昇中の絨毯に乗り直そうとすると着地判定がおかしくなることがある。上昇し切ってから乗ろう。 操作が面倒ではあるが、短射程の敵しかいないのであれば勝ち確。接地判定が入りアビリティのリロードも出来るので、上空からエアレイダー等のアビリティ爆撃を続けることも可能。ミッションによっては有用であろう。 ●スペシャル:魔人トルネード! この新開発の重力竜巻は人を傷つけない優れモノだ!だが…どうにも気まぐれでね。主人を置いてどこへ行くのやら… 自動で動き回る攻撃判定を持った竜巻を発生させる。 ダメージはインフェルノで13500程度。雑魚を散らすには十分な威力。 持続時間は竜巻が発生してから約17秒程度。 スペシャルの説明分にもある通り、竜巻は気ままに動き回る。特に敵を追尾するという訳でもないので、特定の敵を狙うことは難しい。竜巻がどこに向かっても効果を発揮する乱戦時などに使うと活躍してくれる。 縦への攻撃範囲も広めなので、低空で飛行している蜂などにもヒットする。 自爆はしないが、建物は破壊するので注意。 このスペシャルでシディロスなどの準主力級を倒すと残骸を吹き飛ばすので見ててちょっと楽しい。デストロイマンティスの自爆を防げるといった嬉しい面も。 ゲージが溜まりやすく、自爆などのデメリットも特にないのでガンガン使っていこう。 ちなみにランプから直接トルネードの弾が発射される。魔人要素どこ? ●ブラザー解説 アラブの石油王の家庭に生まれた大金持ちの息子。父親がEDFに多額の献金をしているようで、ある意味ではEDFに対する貢献度はブラザーの中でも各段に高いのかもしれない。また、ネタ武器と言われていたスタグビートルやアサルトビートルを改良したのも彼である。 性能面で見れば、アビリティは癖が強く赤蟻をいじめるぐらいしか使えない使いどころを選ぶが、スペシャルはランダム性が強いものの回転率や威力もそれなりに強力。 ブラザー自身も高めの歩行スピードを中心に標準的にバランスがとれているので安定して動き回れる。 ちなみに金持ちキャラつながりか、ド○えもんのス○オぽい台詞を良くしゃべる。アビリテイ使用時に「これは一人乗りなんだ」と言ったり、被弾時に「ママー!」と叫んだり。 ●武器開放表 スキル 武器カテゴリー 1 特殊 2 ロケットランチャー 3 ミサイル 4 コンバットウェポン 5 アサルトライフルⅡ種 6 スナイパー 7 ショットガン 8 アサルトライフル 9 火砲 10 格闘 ●セリフ集 彼が持っているランプの魔人と魔法の絨毯は精密機械らしい。精密機械の魔人と魔法っていったい…? ブラザー救出時(非加入)「キャラバンに加わるよ」 ブラザー救出時(ブラザー選択a)「キャラバンに加わるよ」 初回救出時・自己紹介(ブラザー選択b)「僕の武器はランプの魔人と魔法の絨毯、おっと触るなよ?精密機械なんだ」 はい(チャット)(ブラザー選択c)「そうだよ」 いいえ(チャット)「いや」 お礼(チャット)「やったー!」 ブラザー決定「僕はただの金持ちじゃないぜ」 ミッション開始「カメラスタッフ?しっかり僕の活躍を撮影するんだぞ」「国民を守るのが王家の役目、地球を守るのが色男の役目」「金持ちだけど喧嘩はする」 攻撃「はっ」「はっ」「これでどうだ?」 リロード「リロード」「カートリッジ」 アビリティ「これは一人乗りなんだ」「いいだろー?」「ばいばーい」 スペシャル(発動前)「いくぜ!」 スペシャル(発動後)「ランプの魔人!」「魔人トルネード!」 ブラザーチェンジ「おいしいとこはいただく」「よし、あとは僕にまかせろ」 被弾「こいつめ」「生意気だぞ」「いてっ」「ぎゃふーん」「もうだめだー」「あいたっ」 吹飛び「おしまいだー」「ママー!」「ひどいなー」 拘束(ガブリット)「うわぁ捕まった、ママー!」 落下(水中)「うわ、家のプールより深いじゃないか」 落下(空中)「あ、ちょ、魔法の絨毯?!」 気絶「だめだー」「ぐぁぁーっ!」 気絶放置「VIPの僕を無視して戦おうなんて、許されないぞEDF!」「EDF、いっぱい献金したんだぞ、助けろー!」 気絶救助「ヒーローイズバーック!」 ミッション失敗「力で勝てないしお金でも解決しない、人類マジでピンチなんじゃないのー?」 MVP「みんなよく僕についてきたな、パパのクルーザーでパーティーだ」
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ファントムアサシンのデータ ファントムアサシンの基本情報 ティアー 1 アライアンス 暗殺者 剣士 ファントムアサシンのステータス レベル ★ ★★ ★★★ ヘルス 825 1,650 3,300 マナ 100 DPS 42 83 167 与ダメージ [40/60] [80/120] [160/240] 攻撃速度 0.83 移動速度 305 攻撃範囲 1 魔法耐性 0 防御力 5 自然回復 0 ファントムアサシンのアビリティ とどめの一撃 ★ パッシブ 物理 ファントムアサシンは敵ユニットに15%の確率で強烈な300%クリティカルストライクを加える。 ★★ パッシブ 物理 ファントムアサシンは敵ユニットに20%の確率で強烈な450%クリティカルストライクを加える。 ★★★ パッシブ 物理 ファントムアサシンは敵ユニットに25%の確率で強烈な600%クリティカルストライクを加える。 彼女はクワーティアスを暗殺した。私のことも狙ってると考えるべきじゃない?―オニア、被害妄想の商人 ★★★効果 ファントムアサシンは、アクティブであれば現在のローグアライアンスレベルのボーナスを得る。 補足 暗殺者アライアンスによる、クリティカルとは重複せず、効果の高い方が優先される。 変更履歴 復帰、神出鬼没から剣士になり、ティアーが3から1に(2020/08/27) ★★のヘルスが2200から1980に(2019/11/22) 名前
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長き雌伏の日々を経て、再びスパルタの威光を知らしめる時が来た!私こそ、新たなる時代のスパルタの寵児、真・スパルタンだ!悪辣なる宇宙人共、感謝するぞ。スパルタの栄光の礎になることをな!(まさか、ホントに自宅警備員からジョブチェンジできるとは…) 出身作品/モチーフ(国籍):スパルタ兵(ギリシャ) ネームドブラザー:無し 追加アクション:無し オーナー武器1:剣シリーズ オーナー武器2:エアメールシリーズ パラメータ α β γ スピード 6 7 6 ジャンプ 3 3 3 アビリティ 2 1 1 スペシャル 5 5 6 初期HP 3200 2560 3840 ●アビリティ:トラップ 使用回数 4回 リロード:α 15.5秒 β 19.5秒 γ 19.5秒 敵に触れると起爆するパンドラの壷を設置する。壷から溢れる"災禍"は敵だけを攻撃してくれるぞ。 目の前に壷を設置する。上を敵が通るか、50秒経過すると壷は竜巻を発生させる。届く範囲なら空中の敵にも反応する。 50秒以内に新たな壺を置いても前の壺が消えたりはしない。 かなりの威力で中型の敵なら2、3発で沈む。直接当てに行くなら、移動が得意なキャラのサポートがあった方が良いだろう。竜巻の持続時間は約2.5秒ほど。一つの敵に対しては最大で10回ほどHITする。威力はインフェルノで1HIT5000~6000ほど。説明文通り、自分には当たらない。 隙間時間にテキトーに置いておいてもそれなりの仕事はする。 パイレーツブラザーのトラップには当たらないので、同時起爆には利用できない。 ●スペシャル:イモータル・ソルジャー 交代技のひとつだ。トラップとして私を敵陣に配置してくれ!いかなる大群も恐れず、踏みとどまって戦ってみせよう! 自分を中心とした円形に剣を振り続ける。持続時間は約15秒。攻撃力は難易度インフェルノで15800x18回攻撃。機会は限られるがまともに当たると火力は高い。 敵が入ればのけぞり続けて倒せることも多い。軽い拘束になる。 味方へのダメージはないので、中に入って戦うことも可能。人、ビークル、ワイルドブラザーのデコイ、パイレーツブラザーのトラップには当たらない。 建物には当たる。 空中で使って下にデコイを置けば、飛行戦力にもある程度有効。 これを使っている間は壷を置けなくなるので、役割を果たせなくなる。使いにくい。 ●ブラザー解説 壷置きが強いキャラ。4個設置を全弾ヒットさせた時の火力は下手なスペシャルを余裕で凌駕するレベル。接近さえ出来れば中型敵や拠点を圧倒的な速度で処理することが可能なので、そういった敵の処理が要となるミッションでは常に有力候補となる。 試作兵器CODE:GC2で敵の動きを止めて、壷を置いて交代、みたいな特化運用でも十分使える。 ただし、敵を倒してSPポイントを溜めても、SPを吐き出しにくい。敵へ接近するにもコストがかかる。スパルタブラザー単体で突撃から壺設置やSP発動のムーブを完結させたいなら日本刀やベアファングの空中攻撃を移動技として使用すると良いだろう。 SPポイントを他のキャラに譲るなら、武器は普段使いするものでなくても良いと思われる。トラップを置けば、他のキャラのリロード時間を少し埋めることができる。 ネームドブラザーは存在しないが、「ニコラオス」という本名が本人の宣言で明らかになっている希少なキャラ。 ●武器開放表 スキル 武器カテゴリー 1 格闘 2 アサルトライフル 3 火砲 4 スナイパー 5 ショットガン 6 アサルトライフルⅡ種 7 特殊 8 ロケットランチャー 9 ミサイル 10 コンバットウェポン ●セリフ集 古代ギリシア好きなのとスパルタキチなのは良く分かる。かなり訓練も積んでいたようだ。 ブラザー救出時(非加入)「ともに戦おう」 ブラザー救出時(ブラザー選択a)「隊伍を組め、友よ!」 初回救出時・自己紹介(ブラザー選択b)「本名のニコラオスは捨てた。私はあらゆる古武術を学び、スパルタと一つになったのだ」 はい(チャット)(ブラザー選択c)「分かった」 いいえ(チャット)「許可できない」 お礼(チャット)「うぉぉぉーっ!」 ブラザー決定「スパルタの栄光を再び!」 ミッション開始「再びスパルタの旗を世界に掲げるために。私は、往く!」「今こそ、スパルタ復活の時!」「変人と罵られながら訓練を続けた甲斐があった。感謝するぞ、宇宙人!」 攻撃「ぬおーっ!」「ぬん!」「スパルタの栄光を!」 リロード「次だ!」「まだぁ!」 アビリティ「頼んだぞ」「神々の力!」「触れたら死ぬぞ」 スペシャル(発動前)「捲土重来!」 スペシャル(発動後)「スパルタ―ン!」「世界よ、怖れるがいい!」 ブラザーチェンジ「突撃をかけるぞ」「フォーメーション、チェンジ!」 被弾「まだだ!」「んんん」「うわっ」「なにっ」「効かぬぞ」 吹飛び「馬ぁ鹿なー!」「うわーっ!」「直撃だとぉ!」 拘束(ガブリット)「こいつ!アルゴスのヒュドラのように強い!」 落下(水中)「ニュンフェに化かされたのかー!」 落下(空中)「これでは、イカロスではないかー!」 気絶「ヘラクレスにはなれなかったな」「スパルタ、ばんざーい!」 気絶放置「私は、まだ、戦える。友よ、私に肩を貸してくれ!」「立て、立つのだ。今までの努力が泡と消えるのだぞ」 気絶救助「おおお、ペルセポネの恩寵か」 ミッション失敗「ペロポネソスから見ていろ。勝利の女神アテナは、まだスパルタを許してはくれぬのか…」 MVP「スパルタ―!スパルタ―!」
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尊師ブラザーズ 作成ソフト:アクションエディター4 ◆URL http //www1.axfc.net/u/3528556 ◆説明 尊師ブラザーズの第一弾、難易度はやや高め 攻撃可能な尊師と飛ぶことのできるATSUSHIを交代させてステージを攻略していく変わったシステムです 現在続編が作成されている模様 コメント 新しいゲームとの出会いに感謝 -- 名無しさん (2015-08-31 16 38 26) ↑新しいページだごめん -- 名無しさん (2015-08-31 16 38 43) readmeに書いていないので。bgmのパカソンはcoreopsis様の8bitアレンジを使わせて頂いております。 -- 名無しさん (2015-11-09 19 26 37) 名前 コメント
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登録日:2016/05/15 (日) 02 23 30 更新日:2024/03/26 Tue 20 47 21NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero お願い!アインツベルン相談室 かませ犬 アサシン サーヴァント ザバーニーヤ ショッカー戦闘員 ダンサー ダンスやってるハサン ハサン・サッバーハ 上司に恵まれなかった人 不幸にも最悪の相性の敵と当たってしまった人 不遇 今日もどこかで仮面が割れる 仮面 個にして全、全にして個 全員で一つの名前 分身 十九代目 多重人格 妄想幻像 実は優秀 影分身の術 捨て駒 暗殺王 暗殺者 百貌のハサン 解離性同一性障害 他愛なし 『Fate/Zero』の登場人物。 声優:阿部彬名(アサ子) / 川村拓央(ザイード) / 豊崎愛生(ちびアサシン)/野坂尚也、佐々木義人、桑畑裕輔、野間田一勝(ドラマCD版・TVアニメ版共通) 徳本英一郎、高間陽一郎(ドラマCD版のみ) / 図師晃佑、回す方のノッブ島﨑信長、村上裕哉、松本忍、佐々木啓夫、山本格(TVアニメ版のみ) パラメーター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C D A C E B 【クラス別スキル】 気配遮断:A+ 完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 蔵知の司書:C 多重人格による記憶の分散処理。LUC判定に成功すると過去に知覚した知識、情報を、たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。 専科百般:A+ 多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け。 戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他総数32種類に及ぶ専業スキルについてBクラス以上の習熟度を発揮できる。 戦闘撤退:B 詳細不明。FGOにて追加されたスキル。 【概要】 第四次聖杯戦争において召喚されたアサシンクラスのサーヴァント。真名はハサン・サッバーハ。 初代から続いて19人いるハサンの一人であり、その19代目で百の貌のハサンの二つ名を持つ。 第四次聖杯戦争において言峰綺礼のサーヴァントとして召喚され、彼の指示のもと暗躍する。 これまた酷い活躍で、アサシンが脱落したと思わせるためにアーチャーに人格の1人を殺されたり、 衛宮切嗣に一歩先を行かれて自身の生存を炙り出されたり、キャスターの偵察のために行った先でうかつに手を出したばかりにライダーに殺されたり、 ライダー・アーチャー・セイバーの飲み会に突撃したらライダーの固有結界で蹂躙されたり、といいところがない。 アニメでは遠坂邸のスタイリッシュな罠突破描写がカッコイイ。 【宝具】 ◇『妄想幻像(ザバーニーヤ)』 いざ。 我ら群にして個、個にして群。百の貌持つ千変万化の影が群。いざ―― 『妄想幻像(ザバーニーヤ)』!! 百の貌のハサンという異名が示す通り、このハサンは多重人格であり、状況や任務に応じて最適な人格を表に出して臨機応変に対応していた。 約80人の人格を持つが、現在進行形で増殖している節も。 彼らの精神性に由来しているため、歴代のサバーニーヤとは違って肉体改造の産物ではないという特徴がある。 同期のあの少女がコピーできなかったのも、この点が大きい。 サーヴァントになってからは、人格毎に分かれて実体を持つことも可能になった。 但しサーヴァント1騎分の霊的ポテンシャルを分割しているので、それぞれの性能はサーヴァントとして最低限になっている。 例えば、子供の人格と女性の人格を分裂させると、本体とは別に子供のハサン、女性のハサンが現界する。 これにより、何体もに分裂して効率よく広範囲の情報収集を行うことや、1体しか存在しないと思わせて不意打ちしたり等ができる。 だが、分身を投影するとかではなく文字通り身体が分裂するため、何体にも分裂するとその分戦闘力も減少するデメリットが存在する。 また暗殺者のクラスの例に洩れず、基本的な戦闘力はサーヴァントの中では低級。 例え80体全てのハサンが同時に掛かったとしても1人のサーヴァントにも及ばないとされている。 それでも分裂したハサン1人1人が並みのマスターではかなわない程の戦闘力を持つ。 ただし、ケイネスには手出しができず、最終決戦時の切嗣や言峰にも「気配遮断」を破られたら打倒される恐れがあると語られている。 『Fate/Zero』の作中で何度もハサンが死んでいるのにその後何食わぬ顔で再登場するのは、分裂した人格が死んでいるから。 つまりは残機を80体ほど抱えていると書いてもあながち間違っていない。 なお分裂した分だけ戦闘力は減少するが「気配遮断」だけは衰退しないので、この性質を最大限利用すれば非常に優秀な「諜報組織」と化す。 更に言うと「マスターの天敵」であるアサシンの特性とは究極に相性が良いため、ある程度の犠牲を前提とすれば大挙して殺しにかかることで、サーヴァントの守護を突破して相手側のマスターを容易に仕留めることも可能。 また、人格のいずれかに上位の「本体」と呼べるものがあり、そこから下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同格の存在である。 『Fate/Grand Order』では、 会話等の何らかの手段で伝達しなければ、分裂体が持っている情報を共有はできないこと 分裂は精神力を消耗する為、常時分裂し続ける事は出来ない といった欠点が加わった。 『Fate/Grand Order』で百の貌のハサンの絆レベルを最大にしたときに貰える専用礼装(通称絆礼装)に於いて、88人分の人格に与えられた二つ名が紹介されているが、 上述の基底、迅速、怪腕以外の人格がどのような姿や性格であるかは未だ不明で、アサ子などがどの二つ名に該当するかも明かされていない。 後述する名ありの人格以外の人格の二つ名はそれぞれ、 集積、縫合、鳶影、音無、収貨、舌鋒、巻風、速尾、詐称、静寂、裁断、祈願、油針、祭煙、剣鬼、夜陰、地学、変梃、追補、遠見、業火、霹靂、蛇香、幾学、妖美、露塗、医食、 貫指、馬攻、射影、臨写、戒飭、風弓、説諭、汚泥、混成、筒闇、割譲、衣紋、星辰、美食、輪技、薬師、悪徳、月光、虫飼、解錠、忘却、無彩、計則、毒見、耕材、鉄縄、仮死、 考古、摂理、抜骨、拝礼、軽脚、二忍、日輪、査定、衛生、千里、木偶、残響、伝歌、長刃、潜行、造形、継承、粧粉、奇芸、隣人、船舶、滅記、削離、草淋、研磨、診心、狭域、 黄反、雨呑、白亜 とされており、他にも彼らの知らない人格も存在し、現在も増え続けている模様。(*1) 第五次のハサンと異なって直接の殺傷力は無いが、情報収集に関しては非常に有用な宝具と言える。 本編では本領発揮といかなかったが、『Fate/complete material IV』で作者の虚淵は第四次のアサシンは本当は反則ギリギリの能力で、勝ち上がる気があって策謀に長けるマスターに恵まれればかなり有望な優勝候補と解説している。 但し、彼らも一つの人格を持つ人間、功を焦って命令を無視したり、そもそも不意打ちに失敗する者も混ざっているので注意も必要。 それぞれの人格の得手不得手を把握し、適材適所に配置するなど計画的運用抜きに彼らの真価を引き出すのは難しい。 【それぞれの個体】 基底のザイード 保有スキル:直感 D CV:川村拓央 長身痩躯の男性の人格。 結界の盲点を苦もなく回避して十重二十重と結界が施された遠坂邸の半分にまで侵入する技量を持つが、アサ子からは「取り立てて得手のない人格」と呼ばれている。 綺礼によって遠坂時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、アーチャーによって倒される。 この一連の出来事はアーチャーサイドと共謀した策であり、知らされていなかったのは他人格含めて彼一人という哀れなものだった。 「お願い!アインツベルン相談室」の記念すべき1人目の相談者。 上司や職場への不満を愚痴るが、師匠と弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「影」に呑まれて昇天した。 アニメ版で遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。 さらには遠坂邸へ侵入する際、警報結界を回避するためのスタイリッシュなアクションから「ダンスやってるハサン」等と更なるネタにされている。 『カプセルさーばんと』では高確率で召喚され、遠距離からナイフを投げてくる。また武器として両刃の槍を装備。弱いが召喚しまくれば雑兵としてはそこそこ優秀。 『Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」では「基底のザイード」という二つ名を持っている事が判明。 「基底のザイード」という二つ名や「取り立てて得手のない人格」という他人格の評価からの勝手な推測だが、百の貌のハサンの本来の人格は彼なのかもしれない。 余談だが、『氷室の天地』の作者磨伸映一郎のアンソロジー中では「豊臣秀吉のモノマネが得意」 な人格であった。 当然アンソロジーなので公式ではないのだが、何故か虚淵ときのこに言及されるというおかしな事態に。それでいいのか原作者s アサ子(アサこ) CV:阿部彬名 ベリーダンス風の衣装を着たお姉さんの人格。ムキムキの筋肉が特徴的。 原作では然程目立つ訳ではないのだが、女性の方が華があるせいか、文庫版の扉絵になったりグッズで使われたりと、集団の代表格として扱われる事も多い。 本来は歴代のハサン同様、顔は無いのだが、キャラデザを担当した武内崇がロマンで素顔のラフを描き起こし、 虚淵に「もっと早くに見ていたら間違いなくアサシンの出番が倍増していたね!」とコメントされている。なぜベストを尽くさないのか 慎重且つ生真面目な硬い性格の苦労人ポジション……と思いきやFGOのメインシナリオにて割と短気で負けず嫌いの意地っ張りという性格であることが露呈。 主人公を「愚者(バーカ)!!愚者!!」と罵倒する残念系美女としての株が上がってしまった。 そんな性格から、呪腕のハサンが度々彼女の言動をフォローする場面が見られた。 アニメ版では『王の軍勢』の前に戦意喪失したのか棒立ちになりイスカンダルに首から上を斬られて消滅。 漫画版では『王の軍勢』の兵士を何名か仕留めてイスカンダルに挑むも、逆に首を撥ねられて退場してしまった。 『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではチュートリアルの解説キャラとして登場。花札が得意だと語った。 プレイヤーキャラとしては選べないが、代わりにある陣営のエンディングにて彼らの代わりに登場し、さり気無くサービス一枚絵に紛れ込んでいる。 『カプセルさーばんと』では時々召喚されるとナイフを投げながら後転する。よってザイードよりは死ににくいだろう。 ちびアサシン CV:豊崎愛生 黒尽くめや仮面ではなく、普通の褐色ロリ。 記憶と会話能力を持たない幼女の人格で生前のハサンが拷問を受ける際に表層化させていたらしい。 アニメのEDから生前は男性だったらしいこと、生前の肉体は当然分裂していなかったことを考えると……ファンからネタにされることもしばしば アサシンがキャスターの工房でライダーと戦った場面で、ダメージを受けたことでこの人格が分離してしまい、 ちびアサシンを見つけたウェイバーがキャスターに拉致されていた子供と勘違いして保護。 ライダーはその素性に薄々気付きながらもウェイバーの意思を尊重して口出しせず、マッケンジー宅に居候が一人増えることに。 しかし、最後はその存在に気付いた綺礼によりちびアサシンはウェイバーたちの敵に回ってしまい、迷いながらもウェイバーはそれを退けて一つ成長する。 ……という挿話がプロットに存在したが、「これでは一体誰がZeroの主人公なのやら益々分からねー!」という判断で決定稿では没に。 『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』ではアサ子と共にチュートリアルの解説を担当。言葉を話せないという設定を無視して普通に会話している。 『Fate/Grand Order』の幕間の物語でもやはり普通に喋っていた。上述の設定も残ってはいる様なのだが。 『カプセルさーばんと』では低確率で召喚され、かわいらしくマナを回収してくれる。なお確率の問題もあってか百の貌のハサンからランダムに出る人格としては最強のスペックとなっている。 でかアサシン ハサンの中ではかなりの巨躯を誇る個体。 アニメ版では『王の軍勢』に対して腕を振り回して投げ槍を防ぐなど抵抗を試みるが、一刀のもとに両断され消滅した。 『カプセルさーばんと』にて一定の確率で召喚される。ハサンの中では能力が高いので連続召喚できればアサ子同様ラッキーだろう。 迅速のマクール 保有スキル:自己改造 D 『Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」で登場した個体。 基底のザイードより一回り小柄な存在。 ローブで全体を覆い隠し、曲刀を装備している。 怪腕のゴズール 保有スキル:怪力 D 『Fate/Grand Order』のイベント「Fate/Accel Zero Order」で登場した個体。 でかアサシンのような巨体が特徴。でかアサシンと同一個体の可能性もあるが、詳細は不明。 【人物】 重篤な解離性同一性障害を患った極端な多重人格者。 そのためベースとなった人格がどのような性格だったのかは未だ不明である。 アニメ版『Fate/Zero』の1期EDではサーヴァントたちの生前の姿が描かれ、百の貌のハサンも後ろ姿ながら映し出される。 モチーフはおそらく絵画『Artistic rendering of Hassan-e Sabbah』。 ハサンのトレードマークである髑髏の仮面を手に持ち、中東風の白い衣装を着てラクダに乗っている髭を生やした男性。 アングル的に顔は確認できないが、意外にも穏やかな雰囲気の人物だった。 ちなみに一見言峰によく仕えているように見えるが、実はその内言峰と時臣を出し抜き、彼らを裏切って聖杯を手に入れようとしていた模様。 とはいえ裏切りを是にしている訳ではないようで、コレは主である言峰が聖杯獲得に執着しておらず、時臣を勝たせる為に行動していたのが原因。 アサシンとしても叶えたい願いの為に召喚に応じたにもかかわらず使い潰すことを前提に自分たちを使役している2人に対して、忠義を尽くす義理はないので至極真っ当な判断である。 『Fate/Zero』の終盤でやる気を出した言峰なら相性が良かった可能性もあるが……既に退場済みであった。実に惜しい。 聖杯への願いは「統合された完璧な人格」。 『Fate/Grand Order』では霊基再臨する度に人格が増えている様だが、 最終的には「いずれは百の貌改め、千の貌とでも名乗りましょうか」なんて発言したりと、 自分が多重人格であることに相当前向きになっていた。 マイルームで好きなものを聞かれた際は、それを望みと解釈した上で 「いつか静寂の中で眠りたいものです。脳裏に響く数多の声を全て沈めた上で」 と主人公に答えを返し、後にその願いが叶ったかのような描写がなされている(後述)。 【外部作品】 ◇Fate/Grand Order 我ら影の群れを従えた以上は勝利も必至。 ご安心召されよ、マスター イベント「Fate/Accel Zero Order」の開始と同時に、呪腕のハサンに続く2人目のハサンとしてガチャに追加。 真名は『百の貌のハサン』(2017年1月18日のアップデートにて『百貌のハサン』に変更となった)で、レアリティは☆3(R)。当然アサシンクラス。 ステータスは『Fate/Zero』と変わらないが、スキルに「戦闘撤退」が追加された。 宝具も原作同様に『妄想幻像(ザバーニーヤ)』であり、分裂した人格たちで総攻撃を加えるものになっている。 イベントにも登場したが、第四次聖杯戦争の顛末を全て知るウェ……諸葛亮孔明によりことごとく襲撃が察知され、 「何故!?」と驚いては倒される損な役回りに。アサ子に至っては「グワッチャ!?」という謎の悲鳴を上げていた。 最後には『Fate/Zero』同様、正面から総員特攻を強いられて退場。キャスターに次いで不憫なサーヴァントだった。 メインストーリー第6章では呪腕や静謐、そしてその他の歴代ハサンとともに召喚され、紆余曲折を経てなんと主人公パーティの一員に加わる。 主人公と最初に遭遇したハサンで、交戦後に素顔を見られて「綺麗なお姉さん」と呼ばれて赤面するチョロ……かわいいところや、 呪腕の仲立ちで仲間となった後は毒づきつつ無茶振りに応えるなど活躍する。 メインストーリー第1章の最終章ではなけなしの勇気を振り絞って時間神殿ソロモンの戦いに参戦。 ヒーコラヒーコラ悲鳴を上げながら覗覚星アモンの戦いに同じく参戦した他のハサン達と共に挑んだ。 『Fate/Zero』で前面に押し出されていたからか、同作でもアサ子がメインとなっている。 最初はフードを被っているが霊基再臨の段階が進むと→原作の髑髏仮面→素顔とグラフィックが変わっていく。他の人格も姿を見せる様になるが、如何せん背景に埋没気味。 アサ子の素顔はコナンの犯人の影に艶やかな青髪と厚めの唇を足した感じ。なかなかの美人さんである。 何気にゲーム内で正式に素顔を見せてくれたのは今回が初。同作でのイラストを担当するタスクオーナも素顔は無い筈ではと聞いたが、ロマンということで実装された。 最終再臨するととても色っぽい寝姿が見られる。 マイルームで「好きなもの」を聞かれたときに「静かな場所で眠りたい」とあるが、まさかの伏線となっている。 アサ子さんの腹筋prpr… マイルームやバトル画面でしゃべっているのは基本的にアサ子だけだが、戦闘では分裂した他の人格も攻撃する。 絆レベルを上げていくとアサ子だけでなく、ほかの人格も主人公を自らの主と認め、忠実な部下として振舞ってくれる。 曰く主人公は各人格の特性を的確に理解して差配しているそうな。得手がないとか言われていたザイードさんどうしてるんだろ スキルは、 「蔵知の司書」……NP取得率+スター発生率アップ 「専科百般」……バスター、クイック、アーツの威力上昇と回避状態をそれぞれ確率で付与 「戦闘撤退」……HP回復+自身の強化状態解除(デメリット) の3つ。運任せであるが上手くいけば自分をかなり強化する「専科百般」とNP回復とスター集めの効率を上げる「蔵知の司書」は強力。 「戦闘撤退」もデメリット付きだけあって回復量はかなり多め。『Fate/Zero』の最期から失敗しそうな気がするがこちらは確定で発動する。 名前こそ第五次聖杯戦争のハサン・サッバーハと同じだが、別人なので性能も別物。 典型的なアサシンであるが、ハサン先生に比べると攻撃力が低めなのがややネック。なのでスター獲得量を活かしてサポート役にするといいだろう。 宝具には即死効果こそはないが、★3アサシンとしてはかなりのダメージを叩き込める事もあり、爽快感も抜群。 「専科百般」のアーツ強化と「蔵知の司書」を組み合わせて発動する事で大幅にNPを回収する事が出来るので連発も視野に入る。 宝具の属性が同じ、スター獲得率が高いなどの理由から、同時実装されたエミヤ(アサシン)や、両儀式(アサシン)と相性がいい。勿論本家のハサン先生と組ませてやるのも面白いだろう。 玉藻の前やジャンヌと組ませて耐久パーティーに組み込むこともできなくはないが、Arts主体なのでやはりアルトリア・キャスターとの組み合わせが鉄板か。 総じて、なかなか高性能な宝具の連射が可能ながらしぶとく場に残り、長期戦にも向いているという低レアアサシンらしからぬ運用が可能なアタッカー。 強化としては2022年までに宝具強化しか来ていないが、逆説的に言えばそれだけ完成度の高いサーヴァントと言える。 本来の聖杯戦争では反則レベルと噂される万能気味のハサン、活かせるかどうかはマスター次第といったところか。 ◇Fate/Zero 黒 アサ子が言峰からの「各マスターの徹底的な調査」なる不可解な指令を受け、そして遠坂家の家事や家人の観察業務を遂行する中で、 それぞれのアサシンたちに生前は表出することのなかった微妙な性癖やイタい属性があることに気付き、 最終的に「ないわー マジないわー 気付けて超助かったわー」の一言と共に人格統合の願いを完全に撤回する事となる。 黒歴史をネタにしたギャグ漫画なら当然の帰結であった。 ◇Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 10話に登場。50体ほどまとめて出てきて襲い掛かり、数を上手く使った戦法でそれなりに粘ったが、結局全部イリヤの魔力砲に吹き飛ばされて消えさってしまった。 本編以外でもかなりの不遇っぷりである。まあ、出番自体ない彼に比べればマシだと思うが。 他のクラスカードは第五次聖杯戦争で召喚された英霊なのだが、何故かアサシンのクラスカードだけは第四次聖杯戦争の百の貌のハサンが召喚された。 このクラスカードだけが第四次のアサシンである理由は、原作者コメントによると、「右手で敵の心臓WASHI☆掴みにして引きずり出すイリヤとか見たいですか?」 とのこと。 うん。確かに見たくない。 後に「アサシンのカードは使用者によって能力(=どのハサンになるか)が変わる」という設定になったので別に本編が呪腕先生でも矛盾しなかった事になったのは密に、密に 後にイリヤがアサシンのカードを夢幻召喚(インストール)した際にはフードをかぶったなかなかに露出度の高い姿になった。 隠密行動には向いているが、やはり戦闘力は高くないようでクロは戦闘に入った時に「そのカード弱いし」とイリヤにチェンジするよう求めていた。 色々と酷評されているが、イリヤのピンチを何度も救っており、アサシンのカードが登場すると逆境からの逆転ターンが始まると…地味に凄く活躍中。 【余談】 四次聖杯戦争で衛宮切嗣が本当に欲しかったクラスは暗殺者、または魔術師のサーヴァントである。 暗殺者である切嗣にとって、隠密行動・諜報活動に長ける上、反英雄であり行動方針に騎士道だのの綺麗事を挟まないアサシンクラスや、 陣地作成によって罠作りや優位な状況を作ることに長けるキャスタークラスは相性が良い。 稀に衛宮切嗣がマスターであったならば聖杯戦争は3日で終了していた、などと冗談交じりで言われることがあるがこれは公式設定ではないので注意。 上記の策謀に長けるマスターと組めばという設定と切嗣自身がセイバーよりアサシンを使役する方が自分は向いていると考えていたことが合わさったのだと思われる。 アサシンに追記・修正なし!こんなひどい話に誰がしたー! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-11 12 37 00) 幕間でちびアサシンが登場。かわいい。あとダンスやってるハサンネタが公式で・・・ -- 名無しさん (2017-10-06 15 04 26) クラスカード:ハサン・サッバーハは全ハサンが内包されてて使用者に見合ったハサンが割り振られるらしいけど、まだハサンを使ってない登場人物が使ったらどうなるんだろうか -- 名無しさん (2017-10-19 17 58 13) >「右手で敵の心臓WASHI☆掴みにして引きずり出すイリヤとか見たいですか?」普通に見たいが。 -- 名無しさん (2017-10-19 18 32 29) ↑やだよぅ -- 名無しさん (2017-10-19 19 06 58) ↑AUO相手ならむしろ -- 名無しさん (2017-10-30 16 15 57) アサシンでもダメなら切嗣と相性の良いサーヴァントなんているのか? -- 名無しさん (2019-04-14 06 20 39) ↑命令はとことん忠実に遂行し、永遠を追求する者同心でもある呪腕。血で血を洗ってスッキリ爽やかだけど主君は絶対に裏切らない長可。この二人なら確実に切嗣とも上手くやれると思う。 -- 名無しさん (2019-06-15 10 40 48) 策略に長けたマスター(ケリィもしくはファルデウス)なら喉から手が出るほど欲しいサーヴァント -- 名無しさん (2022-02-26 18 47 34) ↑2 アーチャークラスの席が空いてたらエミヤという相性抜群な鯖は居るんだがな… -- 名無しさん (2024-01-19 20 30 05) ↑3だった申し訳ない -- 名無しさん (2024-01-19 20 30 48) 名前 コメント
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12世紀末にアサシンによって作られたと云われる、刺突が得意なシークレットウェポン。 手首に鞘がついており、小指に付けられたリングを引っ張ることでリングと鞘をつなぐ紐が引かれ刃が飛び出す仕組み。 ただし刃が飛び出す際に丁度中指と薬指の辺りに飛び出すため、いざとなった時に使いこなすのは非常に難しい。 使用者は使用する手の薬指の切除か手袋の着用を推奨する。 現在団内で確認できるのは 特殊部隊所属のTeck5氏の開発した対アラマキの性能を持ったオリジナルがひとつ(没収され、現在警察署にて管理されている)。 後にメカマッドに渡される対アラマキの性能がオミットされ、切断の効果をつけたものがひとつ。 そして指に対する危険要素をなるべく減らした物をアルタイルが所持、及び使用している。
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/226.html
【2日目 某時刻】 【≪牙琉法律事務所≫】 褐色肌と銀髪の女が、法律事務所の窓から街を見下ろしていた。 見ようによっては、齢は十代くらいに見えるが、本来、肉体年齢としては成人に達している筈だった。 生前、『カナン』の名で呼ばれていたサーヴァント――『アサシン』。 それが、彼女だった。 好物のスティックシュガーを煙草のように咥えて、瞳に力を入れる。 そうすると、あらゆる感情が、彼女の瞳には視えるのだった。 窓の外を行きかう、サラリーマンも、女子高生も、客引きも……全てが何で出来ているのか。 彼女の眼が特殊というよりかは、彼女の『五感』全てが告げるのである。 両目に埋め込まれているのは、魔眼でも何でもない只の眼球でありながら、視界の外の情報や、数秒先の未来さえ視えてしまう。 それが彼女のサーヴァントとしての強みの一つだった。 「――」 “共感覚” それは、本来切り離されている筈の五感が全て繋がり、干渉し合う、特殊な能力だった。 現実には、数字の色が視えたり、音楽を聞けば情景がはっきりと浮かんだり……といった例が度々報告される。 芸術家や音楽家として名の知れた人間の中にも、この共感覚を持つ者は少なくない。 ただ、あくまで多くの共感覚者は、二つか三つの感覚を繋げているだけなのだが――アサシンは、五感全てを連結させる事を可能としていた。 それは、恐ろしいまでの情報処理能力であると言えた。 背後にいる人間が如何なる動きをしているのかさえ、彼女は、視覚以外の感覚で識り、補うようにして視覚に呼び起こす事が出来る。 常人が把握できないような情報も、彼女には容易く読み取る事が出来てしまうのだ。 この聖杯戦争においては、ここにいる誰が『紛い物』で、誰が『本物』なのかも、彼女は把握する事が出来た。 多少の集中が必要であったが、雑踏を行きかう人間の内に、『マスター』、あるいは、『サーヴァント』がいるとすれば、彼女はそれを看破出来るだろう。 あそこにいるのは似非の人間もどきだとか、ここにいるのが本当の人間だとか……。 アサシンのサーヴァントとしては、『マスター殺し』も行いやすい状況だ。 気配をかなり落とした別のアサシンでさえも、カナンは感知する事が出来るかもしれない。 それほど強力なのが、彼女の瞳だった。 「……駄目だ、マスター。ここにはいない」 ただ、問題がある。 ビルの一室を借りる形で経営されているこの場所だが、日本の街並みはそこまで見通しが良くないのだ。ビルの隣にはすぐビルがあるのが東京だった。 その上、人口が密集しすぎているばかりに、あまりに情報量が多すぎる。建物の内にも、多くの人間が通っている。 すぐに他のマスターを探し出す事は、彼女とて不可能であった。 以前、渋谷にも来た事があったが、それは友人の故郷だったという事情もある。友人を守らねばならないから、仕方なく日本で活動したのだ。 それもごく短期間の話で、遊びに行くくらいの目的しか持たないのが普通だった。 その時から思っていたが――本来、この日本という街は戦争向けに作られていない。 かつて、『鉄の闘争代理人』と呼ばれた傭兵でもあったカナンとしては、この東京で聖杯戦争などやらされるのは、全く不本意だ。 通常の英霊ならば、人的被害を及ぼさない方が難しい――そんな場所だった。 これはアサシン以外のサーヴァントも同条件だが、その全員がおそらく、大なり小なり息苦しさを感じるのではないかと思う。 事実、既に、『刺青のある男』という気になる人物に大量虐殺が行われている。 本来、おおっぴらに殺し合うべきではないサーヴァントたちが、これほど目立ってしまっているわけだ。 推察するに、それは戦争と何の関わりもないただの愉快犯的な殺戮にしか思えないが、早速、『聖杯戦争』としては綻びが見え始めている。 監督役や裁定者がいるならば、迅速に対応せねばならない事態だろう。 「そうでしたか。――いえ、言う通りに働いてくれてありがとうございます」 アサシンに返事をしたのは、彼女のマスターにあたる男だった。 この事務所の経営者でもあり、名の知れた弁護士でもある彼の名は――『牙琉霧人』。 気品のある金髪の縦ロールの髪型と、銀縁の眼鏡が、彼の能力に奇妙な説得力を持たせていた。 事実、今日の法曹界においては、「最高の弁護士」などとさえ謳われている。 今日は事務仕事が多い中で、アサシンは監視、霧人は本業という形で、時間を潰していた。 それ故に、霧人はアサシンの方を見向きもしない。 彼が話しながら見ているのは、いくつかの書類だった。 アサシンは、この男の事が別段好きでも無かったが、元々傭兵だった彼女は、好き嫌いで役目を買わない事は無かった。 この男が『聖杯を得ておきたい』と言ったのだから、アサシンは理由も聞かずにそれを受諾するしかできない。 それが、雇われて人を殺してきたアサシンのルールだった。 それ故、相手方のマスターがどんな人物なのか知るまでもなく、見つけ次第、弾丸をぶち込むしかない。 もし、アサシンを引き当てたのが別のマスターだったならば、その時は霧人に弾丸をぶち込んでいただろう。 「マスター、今日のニュースだが――」 「刺青のある男の話、ですか?」 「ああ。……何か少しでも情報があったら教えてほしい」 アサシンは、また何となく外を見ながら言った。 今は、視覚を切り替えて、普通の人間と何ら変わる事ない景色が見えるようにしている。 だから、今、アサシンの視界にあるのはただの雑踏だ。 それを見つめながら、少し面白がってもいた。 戦争の場所としては最悪だが、ただ人が集まっている場所としては、なかなか見ていて不思議な光景でもある。 「私には大した情報は入ってきませんよ。その手の情報が入りやすいのは検察官の方です」 「……そうか」 「まあ、一応、弟が検事ですが、もう疎遠ですからね。ここで会うつもりもありません。 ……いや、会ったとしても、彼が容易く情報を明け渡してくれる事もないでしょう」 アサシンは、霧人の方をちらりと見る。 彼の姿を見る時は、時としてアサシンも集中力を研ぎ澄まさねばならなかった。 それというのも、霧人には、時として、どす黒い『憎悪』の色が見えるのである。 今も、薄く黒い色が霧人に重なった。 それは、おそらく『弟』という言葉への憎しみ……。 彼の発する言葉や、微妙なしぐさから、アサシンは感情を読み通せた。 ただ、それを封じる術も霧人は知っているらしく、それがアサシンに不安を過らせる。 何としても隠し通しておきたい事が霧人にはあるらしい。 勿論、それを無視する術をアサシンは備えているのだが、この弁護士という職にある男に如何なる過去があるのかは少々気になった。 「――ただ、『刺青の男』は、やはり、サーヴァントと考えた方が良いという事ですかね」 「ああ。この街でそんな能動的な殺しを始めるのは、多分、魔術師やサーヴァントだけだ」 「なるほど。大がかりな事件がある割に、事件の件数も妙に少ないのは、そういう訳ですか」 「おそらくそうだ。感情のない人形は、傭兵や殺し屋でもない限り、『殺し』をしない」 「……」 「……ただ、気になるのはそんな事じゃないんだ。『刺青』という特徴が、少し気になる。――『男』ではないけど」 アサシンにとってそのニュースが目を引いたのは、ただ相手がサーヴァントだからという訳ではない。 刺青――それは、アサシンの左腕にも刻まれているのだが、同じく刺青が特徴の知り合いが一人いる。 その知り合いが、自分と同じく、この聖杯戦争に現界している可能性も否めないと思ったのである。 ただ、その人物が『女性』であるのが決定的な違いだ。 尤も、日本では少ないとしても、世界では刺青のある人間など珍しくも何ともない。 気にするだけ無駄だと思ったが、それでも、もしかすると、その人物がいる可能性も考えうるので、刺青のサーヴァントはアサシンの興味を引いている。 「わかりました。その事件の資料を、後で警察から受け取っておきましょう」 「出来るのか?」 「簡単な事ですよ。 事件の情報が勝手に入って来るのが検察、自ら得ようとしなければ情報を得られないのが弁護士……それだけの違いなんです」 「……なるほど」 「それに、私はこれでも警察関係者にも顔が利きますから」 霧人は、眼鏡の奥で不気味に笑って、そう云った。 何か妙な含みのある言い方で、それは、霧人の裏の顔をアサシンに確信させるに充分であった。 それは、サーヴァントにとっては、何の関係もない話かもしれないが――。 【クラス】 アサシン 【真名】 カナン@CANAAN 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【固有スキル】 共感覚:A+ 本来独立している筈の『五感』が全て同時に機能している、アサシンの特異体質。 文字に色がついていたり、音が形として見えたり、人間の感情を察知したりといった事が可能。 その為、『気配感知』や『千里眼』のスキルも、このスキルに内包する。 更に、アサシンは予知に近い数秒未来の出来事までこのスキルで読む事が出来る。 仕切り直し:A 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『鉄の闘争代行人(テツノトウソウダイコウニン)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1~100人 ウーアウイルスによって人為的に齎されたアサシンの驚異的な身体能力や共感覚と、これによる闘争活動から得たアサシンの戦場での逸話。 自身の『共感覚』をフル稼働させる事により、一帯の戦闘区域や敵の位置を完全把握する事が出来、それにより、全く土地勘のない場所でも地形を余す事なく生かした戦闘が可能となる。 その為、アサシンがこの宝具を用いて戦闘を開始した瞬間、初見の区域であっても、アサシンはその場で多角的な『先読み』が出来るようになり、殆ど直感で周囲を最適かつ自在に移動する。 一見すると彼女の視界に入っていない物体や事象も、彼女は嗅覚や聴覚からそれを把握し、その場全ての配置や動きをほぼ完璧に読み取り、脳内で瞬時に処理し、判断する。 また、アサシンの身体能力や戦場における知性そのものが異常に高く、その場にある武器の最適な使い方を共感覚を用いずとも理解し、駆使できる。 まさしく、五感全てが連結した共感覚と、身体能力や情報処理能力などが全て詰め込まれた、完全なる戦闘倫理。逃走の際にも用いる事が出来る。 ただし、「殺意を消す」、「気配を消す」、「感情を心の奥底に閉じ込められる」といった相手や、過度の感覚妨害は苦手とし、そうした相手には宝具を用いる事が苦手となる。 【Weapon】 『ベレッタPx4ストーム』 『ナイフ』 【人物背景】 鉄の闘争代行人と呼ばれるフリーランスの傭兵。 かつてウーア・ウィルスで全滅した中東の村の生き残りであり、抗ウィルス剤なしで症状を耐えきった初めての人物。 その結果、元々持っていた『共感覚』が大幅に強化され、五感を全て同時に使用する事ができる。 NGOの夏目に依頼され宿敵、アルファルド・アル・シュヤが率いる組織「蛇」との戦いに臨む。 以前、中東で出会った大沢マリアという女性に深い友情を感じている。 【サーヴァントとしての願い】 なし。 単なる雇われの戦争屋のようなもの。 【方針】 マスターの為に聖杯を得る方針。 まずは、他のマスターを探索する事と、『刺青の男』の調査を行いたい。 霧人に対しては不信感も大きいが、自分は雇われたものとして、感情が許す限り任務を全うする。 【マスター】 牙琉霧人@逆転裁判4 【マスターとしての願い】 聖杯の獲得。 【weapon】 なし 【能力・技能】 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士になれる実力があるらしい。 念動力で証人が捨てた物を浮かせたり、髪の毛を逆立てたりといった事が可能。 ポエムを詠む事ができる。 あんまり出てこない「黒いサイコロック」を発動する事も可能。 【人物背景】 32歳。職業は弁護士。 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士であり、主人公・王泥喜法介の師匠でもある。 また、歴代シリーズの主人公である成歩堂龍一の親友でもあり、牙琉響也の兄でもある。 優雅な立ち振る舞いで一見すると冷静だが、実はプライドが高く、自身のプライドが傷つけられると根に持つ模様。 その為、「逆転裁判4」においては、「プライドが傷つけられた」と短絡的な動機で他人を殺した後、「法の抜け穴」を利用して他者を欺いてきた。 しかし、最後には、弟子や親友や弟の突き付けた真実と、大衆の民意に敗北する。 作中最終回での逮捕後は、おそらく死刑判決を受ける可能性が高く、実質的には死刑待ち状態からの参戦。 【方針】 聖杯狙い。 聖杯によって、自らに課された罪を消し去り、自身の刑を回避する。 ただし、自身の内面は厳重に秘匿しておき、サーヴァントにも目的を隠したまま聖杯戦争に臨む。 仕事をこなしつつ、『刺青の男』の調査も行っておきたい。 【備考】 この世界では、牙琉弁護士事務所で一人で働いています。 また、霧人の感情はカナンにも見えづらいようです(「黒いサイコ・ロック」などを発動できる影響)。 候補作投下順 Back このロクでもない戦争から生還を! 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桂たま&アサシン ◆tHX1a.clL. ―――あなたが生れたその日に ぼくはまだ生れていなかった 途中下車して 無効になった切符が 古洋服のカクシから出て来た時 恐らく僕は生れた日というもの――― ◇ 目が醒めて少女が最初にやったことはお墓を作ることだった。 廃教会の片隅に、小さなお墓を四つ。 一つは、名前も知らない人たちへ。 一つは、お世話になった神父様へ。 一つは、仲が良かった友達へ。 一つは、とってもとっても大好きだったあの人へ。 みんな、みんな、死んだ。 少女のせいで死んだ。 沢山の人が死んだ。 目を閉じ、手をあわせて祈る。 それで何が変わるわけでもない。ただ、過去の罪に向きあうために。 過去の罪から逃げないように、自分に戒めるために。 少女・桂たまは『悪魔』だった。 本人にその自覚はなかったが、世界でも屈指の悪魔だった。 その身に宿した魔の力が、無自覚の内に多くの人を葬った。 青年・賀茂是雄が死んで、桂たまは生まれた。 彼の献身と死が、桂たまを『人間』にした。 彼の死の際に流れた涙は、とてもあたたかいものだった。 そうして、桂たまは生まれた。 桂たまは。 変えようのない『悪魔』だが。 誇らしいほど『人間』として。 そしてどうしようもないほどに『女の子』として、あの日、生まれた。 そうして、生まれたばかりの桂たまは目を醒ました。 彼女を取り囲んでいた全てが消えてしまったこの地で。 聖杯戦争。 架空の街。 すべての罪を雪ぎ、全ての罰を赦す場所。 過去の終わる場所。 未来の始まる場所。 ルールを理解して、この地で願う。 願う。 願う。 ひたすら願う。 『悪魔』の願い。 『人間』の願い。 『女の子』の願い。 三つで出来た桂たまの願い。 『己のうちの悪魔の力を拒絶すること』 『悪魔に依る全ての犠牲を雪ぐこと』 『賀茂是雄の因果を捩じ、彼を現世に呼び戻すこと』 『総じて、自身のせいで狂ってしまった因果を正すこと』 絶対にかなわないはずのそんな願い。 それが、叶う。この場、この戦争においては、そんな夢のような願いが。 「それが おまえの ねがいか」 「……はい」 「おろかなものだ。 なにゆえ そんな くだらぬことをねがう」 たまのサーヴァントとして顕現した英霊・アサシンが問いかける。 きっと彼には一生かかっても分からないであろう願いの意味を。 「だって私は、皆が大好きだったから」 それは紛れも無い桂たまの本心。 『人間』であり『女の子』であるたまの、心の底からの言葉。 「ふふ」 しかし、いくらたまが『人間』として目覚めようと。 『女の子』として大好きな人のことを願おうと。 「ふはは」 世界は桂たまに『悪魔』であれと働きかけている。 「わははは! その じゃあくなおいたちで にんげんの まねごとか! たまよ! わが わいしょうなる マスターよ! ひとならざるがゆえの ねがいを にんげんのように くちにするとは! ゆかいなものだ! やはり けんげんしたときに そなたを ころさず せいかいだったようだ! せいぜい くだらぬねがいに もがきつづけろ! ふはは わははは!」 高らかに笑うサーヴァント。 蒼い肌。鬼のような角。真っ赤な瞳。 神官を思わせるローブ。髑髏のネックレス。 人とは一線を画した見た目に、纏っているのは闇よりも深い魔の力。 その者を一言で説明するとすれば『邪悪』。 『悪』そのものが形どったような姿。 「じんちの さくせいを はじめる。まりょくを つかうぞ」 彼こそがたまのサーヴァントだった。 彼を呼び寄せたのは他でもない。たまの奥に潜む『悪』『魔』だった。 その身に秘めた『悪』がこれほどまでに鮮烈な『悪』『魔』を呼び出した。 「わが ほうぐ 『バラモス』も おなじく かいほうする。 やつは まちをかけまわり さまざまなものを み きき えてくるだろう」 「あの、アサシンさん。約束のことなんですけど」 「わかっている。 『バラモス』にも つたえた。NPCは きょくりょくころさず さくてきに てっしろと。 もし サーヴァントを はっけんしたばあいも かのうなかぎり サーヴァントのみとのこうせんを こころがけるよう めいれいをくだした」 「ありがとうございます」 ぺこりと頭を下げる。 「そのかわりに マスターよ。 そなたは そとに でてはならぬ。 その きょうだいな まりょくは まじゅつにおぼえの あるもの あいてならば、 まず ひとめで ばれる」 「そうなんですか?」 「そうだ。 しょくじいがいの もくてきで がいしゅつをするな。 いくら わがそんざいが 『けはいしゃだん』で かくせようと おまえじたいは かくせぬ」 「き、気をつけます……」 たまの願いへの反応からも分かるように、たまにとってアサシンはあまり好ましい性格ではない。 それでも、こちらの指示をある程度聞いてくれるし、こうやって進言も行ってくれる。 そしてなにより、強い。 この聖杯戦争において強さの持つアドバンテージは計り知れない。 心からの信頼がおけるわけではないが、それでも、ともに戦うには十分の存在。 それが桂たまによる彼女のサーヴァント・大魔王ゾーマの評だった。 ◇ かちゃり、かちゃり、かちゃかちゃ。 小さな少女一人には広すぎる食堂で、小さな金属音がこだまする。 たまがNPC時代を過ごしていた無人の廃教会。 そこに備蓄してあった冷凍食品を食べながら、考える。 これからアサシンは、すぐ近くの海に浮かぶ離れ小島に『陣地』を作ると言った。 その陣地に生活施設が完成すればたまもそこに移住し、更に陣地を堅牢にしていく、と。 それまでの間は、この海辺の廃教会で暮らすことになる。一人で、情報交換の時だけアサシンやバラモスと一緒に。 賀茂と出会う以前と同じ生活。 違うのは、学校に行くこともできなくなったということくらい。 本当のことをいうと、すごく寂しい。 でも、願いを叶えるためだ。頑張って我慢するしかない。 『桂たまによって捻れた因果を正す』 あの日生まれたたまの願い。 万能の願望器がその願いをどう叶えるのか。 もしかしたら、桂たま自身を消滅させることでその願いを叶えるかもしれない。 きっと、アサシンが笑ったのはそこに気づいてのことだったのだろう。 たしかに、おかしな話だ。 聖杯に『自分を消すこと』を間接的に願うだなんて、誰もしない。 でも、それでも。 たまは願っていた。 そばに居てくれた大切な人たち。 大切ではない見ず知らずの人たち。 輝いていた無数の笑顔を取り戻すことを。 たまはこれから、たくさん泣くだろう。 たくさん、たくさん泣くだろう。 でも、その涙が乾けば、きっとそこには笑顔がある。 賀茂是雄の笑顔がある。 西園寺朋の笑顔がある。 神父様の笑顔がある。 失われていった全ての笑顔がそこにある。 天国のような光景が、きっとそこにはある。 そこにたまの笑顔がないとしても。 たまに関わったすべての人が救われるならそれでいい。 悪魔で、人間で、女の子。 桂たまの願いは一つ。 天国に涙はいらない。 ただそれだけ。 【クラス】 アサシン 【真名】 ゾーマ 【パラメーター】 筋力:C+++ 耐力:C+++ 敏捷:EX 魔力:B 幸運:E 宝具:A 【属性】 渾沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:EX 自身の存在を他者に察知されないスキル。 アサシンは宝具『まおうバラモス』発動中、自身のマスター以外にその存在を察知されない。 この気配遮断は彼の陣地たる大魔王城にも影響を及ぼし、『まおうバラモス』発動中はバラモス城は誰にも発見されることはない。 その代わりに、宝具『まおうバラモス』発動中は自身が表立って戦闘を行うことは出来ず、スキルによる陣地の作成とモンスターの量産のみが可能となる。 【保有スキル】 大魔王:A 魔を統べる者を統べる者。即ち大魔王。 Aランク程度の対魔力に加えて、高度な精神アーマーを兼ね備えている。 そして、魔王や魔族は大魔王に対して絶対に逆らえない。その声を聞いただけで服従してしまう。唯一の例外はマスターである人物のみである。 このスキルは外すことが出来ない。 複数回行動:EX 大魔王にのみ許されたスキル。アサシンの場合1ターンにニ回行動出来る。 これは敵の一回の行動に対して確実にニ回行動できるというスキルであり、相手の敏捷がAでもEでも等しくニ回行動で反撃できる。 複数の敵の場合は敵全員が一回行動する間に二回行動が行える。 そのため、アサシンの敏捷値は不定という意味でEXとなる。 絶対零度の恐怖:A マヒャド・こごえるふぶきが魔力消費なし・詠唱なしで行動を一回消費して使用できる。 マヒャドは魔術ランクA相当の大魔術、こごえるふぶきは魔力放出(冷)ランクA相当の威力を持つ。 ちなみに、アサシンは大魔王であるがこれ以外の魔術は使えない。 陣地作成:C 魔力を消費して回転床トラップ、灼熱の床トラップ、落とし穴などが満載された大魔王城を作ることが出来る。 この陣地の建造具合によって下記「無限湧きの悪魔たち」で召喚することの出来る魔物は増えていき、トラップを含めて陣地が完成した場合、全ての魔物を魔力と時間に応じて生産できるようになる。 また、この陣地は『まおうバラモス』発動中はどんな感知能力を持ってしても感知することが出来ない。 ちなみに、大魔王城が完成したらバラモス城を作ることも出来る。ちなみにバラモス城は気配遮断で隠すことは出来ない。 キャスターのクラスではないので作成には通常以上の時間とマスター・サーヴァント共に多大な魔力が必要になる。 無限湧きの悪魔たち:C+ 陣地の作成具合に応じて魔物を召喚することが出来る。 何もない状態でガイアの魔物たちが。(筋力耐久敏捷オールE-) 大魔王城の外壁が完成した時点でやまたのおろち・ボストロールが。(筋力耐久敏捷オールD) その後内部に着工し始めるとアレフガルドの魔物たちが。(筋力耐久敏捷オールE) トラップを含めて大魔王城がめでたく完成した時点でキングヒドラ・バラモスブロスが召喚できるようになる。(筋力耐久敏捷オールC) ただし、強力な魔物を召喚するには相応の魔力と時間が必要。スライム程度ならばほぼ消費なしで次々と生み出せるがキングヒドラレベルになると大量の魔力に加えて4~8時間程度が必要。 そして一体を召喚している間は別の魔物を召喚することは出来ない。大魔王城完工後バラモス城の着工にとりかかった場合は大魔王城で一体、バラモス城で一体と同時に二体生産が可能になる。 アサシンが死んでもこの魔物たちが消滅することはないが、次代の大魔王が生まれるまで凶暴性を失って犬や猫のように草陰や路地裏でおとなしく過ごすようになる。 【宝具】 『まおうバラモス』 ランク:E 種別:傀儡 レンジ:- 最大捕捉:- 魔王バラモスを召喚し、自身の傀儡として操ることが出来る。 この宝具の発動中、アサシンはマスター以外にその存在を感知されることはない。 その代わりに、この宝具の発動中はアサシンが表立って戦闘を行うことは出来ない。 魔王バラモスのステータスは以下のとおりである。 筋力:D 耐力:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:- クラス表示はアサシン、気配遮断はE これといった宝具はなく、スキルは魔力放出(火)と魔術:Bと自動回復とモンスター指揮。そのため魔王だがラリホーやマヌーサが効く。 この宝具により召喚されたバラモスが何者かに殺された場合、バラモスは宝具からただのモンスター『バラモスゾンビ』となってアサシンの居城に送り返される事となる。 バラモス死後、この宝具を再度発動することはできない。 そしてバラモス死後、アサシンは空をいきなり暗くして全参加者に対して自身の居場所と真名を告げてしまうというデメリットがある。 『いてつくはどう』 ランク:E 種別:対人 レンジ:20 最大捕捉:8 対魔力を含めた防御に補正を加える防御系スキルや攻撃に補正を加える攻撃系スキル、パラメータ上昇・下降効果を持つ宝具・スキル・魔術補佐の全てを引っぺがすことが出来る。 『はずせない』と明記されているスキル・宝具に対しては上昇・下降分相応のバフ・デバフをかけて上昇・下降を無効化する。 その後、新たに魔術をかけ直すか、戦闘が終了しないかぎりこの宝具によって打ち消されたスキル・宝具・魔術補佐による効果は帰ってこない。 この宝具の解放には行動回数一回を消費する。 なお、この最大捕捉8はマスター・サーヴァントの組み合わせ×4であり、マスター6人と単独行動中のサーヴァント2人など偏った捕捉は出来ない。 『やみのころも』 ランク:B 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:1 闇の力の真髄。身に纏う暗黒。宝具を発動したサーヴァントに筋力と耐久に+++の補正を付ける。 更に即死攻撃他極大ダメージを押し付ける宝具・スキルの効果を打ち消すことが出来る。 この宝具は光に由来する宝具の解放でのみ打ち消すことが出来る。 『しらなかったのか だいまおうからは にげられない』 ランク:B 種別:特殊 レンジ:10 最大捕捉:8 逃走の可否権利という世界の理すら覆す、大魔王の代名詞たる宝具。 彼との戦闘中に発動された離脱行動を全て自動で無効化する。発動にラグや魔力消費はない。 この宝具が発動されている間はスキル・宝具・テレポートなど文字通りどんな手を使っても大魔王から逃れることは出来ない。 離脱とはアサシンの最高射程技であるマヒャドの射程から外れることを言う。それ以内は『移動』であるためテレポートなどは可能。 また、『仕切り直し』のような戦闘の一時中断を行うスキルも無効化する。 なお、この最大捕捉8はマスター・サーヴァントの組み合わせ×4であり、マスター6人と単独行動中のサーヴァント2人など偏った捕捉は出来ない。 『そして伝説へ』 ランク:A 種別:特殊 レンジ:- 最大捕捉:- 永劫続く伝説を刻み始める宝具。 アサシンが死ぬ寸前、彼が認知している悪属性のサーヴァントを次代の大魔王として任命し、スキル:大魔王・宝具『そして伝説へ』の授与と以下のうち一つを行える。 宝具『闇の衣』を授ける 自身の作成した陣地とスキル:無限湧きの悪魔たちを授ける 自身とそのマスターの魔力を魔力補助アイテム『賢者の石』として授ける 対象の持つ宝具1つの限定条件全てを解放 【weapon】 氷の術と己の拳。闇の衣があればその拳の一撃もA+と同等の効果を発揮できる。 【人物背景】 マスターよ! なにゆえ もがき いきるのか ほろびこそ わがよろこび しにゆくものこそ うつくしい さあ わがうでのなかで いきたえるがよい! 【マスター】 桂たま@天国に涙はいらない 【マスターとしての願い】 賀茂是雄他、自分のせいで犠牲になった人たちを取り戻す。 例えこの願いで自分が消えるとしてもこれを叶える。 【能力・技能】 S級悪魔。 十万人以上の人間を直接的・間接的問わず殺害した悪魔にのみ与えられる名誉。 彼女の場合は『殺す』という意思は持たず、ただその身から溢れだす魔力だけでその域に達した。 彼女が乗った電車はその後確実に大事故を起こす。彼女が乗った飛行機はその後確実に墜落する。 彼女と同じ乗り物に乗っていたものはその後気が狂って死ぬ。彼女の住んでいた場所は局地的に魔界化していたほど。 一般人の魔力量をコップ、魔術師の平均魔力量をバケツとするなら彼女の平常時の魔力量は浴槽以上。れっきとした規格外である。 そのため、他の魔術に覚えのあるものが彼女の存在を察知した場合、まず間違いなくNPCでないと見ぬくことが出来る。 ただ、マスターとして規格外の魔力を持つため、サーヴァントと誤認する可能性はある。 現在は制御方法を覚えたのでお漏らししなくなったが、精神的に極度に不安定になればお漏らし再発もあり得る。 ちなみに彼女はこの能力のせいで育ての親と初めての親友と初恋の人をほぼ無自覚に殺している。 そして、この能力の制御の一巻として「因果」を「視」ることが出来るようになった。 鮮明ではないし、未来も見えないが、一生懸命頑張れば残されたモノから因果関係を遡って過去を視ることが出来る。 【人物背景】 高校一年生。悪魔で、人間で、女の子。 「名前はたまです」という旨の書かれたダンボールの中に入れられて道端に置かれていたのをなんてことはない神父が拾って育てた子ども。 礼儀正しくしっかりもの。ただしかなりのドジ。 頑張り屋で、子供っぽい見た目にコンプレックスを覚えるような節もある。心は立派な女子高生。大きなリボンがトレードマーク。 見た目は幼い女児だが、その正体は堕天使ベリアルの実子(参加時点では本人も知らない)。 ベリアルが赤ん坊の鳴き声が猫と似ていると気付き、捨て猫同様ダンボールに詰めて箱を開けた人間を驚かせようとしたところ、たまを発見した神父にそのまま連れて帰られてしまったというなんとも情けない過去を持つ。 そもそも純粋な悪魔であるためリボンの下にはツノが、服の下には尻尾と羽が生えている。可愛い。 出展は天国に涙はいらない第一巻終了間際、賀茂是雄の『星』が落ちてくるのを視る以前より。 その後、賀茂が転生してたまと再会し、朋ちゃんと賀茂さんの笑顔は取り戻せてたという未来は知らない。彼女にあるのは、『賀茂さんを死なせてしまった』という過去だけ。 賀茂さんの献身むなしく、願いを叶える機会を得た彼女は聖杯戦争で他者と戦うことに。 ちなみに妖気の暴走で銀行口座がエラーを起こした結果、億単位の財産を所持することとなっている(原作設定)。 【方針】 戦闘に関してはアサシンに一任。 たまちゃんと大魔王のお約束は4つ。 1つ、倒すのは基本的にサーヴァントだけ。(勝ち抜けにマスターを倒す必要はないので) 2つ、NPCも極力傷つけない。(たまの魔力があれば魂喰いのメリットがないので) 3つ、バラモス頑張れ。超頑張れ。(大魔王城完成まではバラモス頼み、情報収集・頭数減らしのためあの見た目で街中を駆けずり回ってもらうことになる) 4つ、たまちゃんは基本お留守番。(魔力量から一発で身バレしてしまうので) ちなみに、アサシンはたまちゃんを『魔族のくせに人間みたいな考え方してる』というすっげー面白い対象と。 たまちゃんはアサシンを『悪い人だけど手伝ってくれてる』というサーヴァントとしては当たりと見ている。 そのため、不仲にはならない(そもそも仲がいいわけではないので)。 たまちゃんの願いメンタルがアサシンの煽りに勝つ限りこの関係は崩れないだろうが、メンタルバキバキになると手遅れ。 ひとまずは離れ小島の一つに大魔王城を築く。その後モンスターを大量生産し、量が揃えば大型モンスターを生産する。 ちなみに『いてつくはどう』や『しらなかったのか』の効果が及ぶのはマスター・サーヴァント4組なので、仮にサーヴァントが5騎きたら確実に1騎は宝具の影響を受けないので「おっおっおっ!?なんじゃワレ、数の暴力で排除するんか余をォン!?」って感じになる。 この宝具への対策法についてはバラモスの逸話を経由して正体を見破られる、もしくはバラモス死後アサシンの真名が公開された時点で逸話を調べれば、意外と誰でも思いつけるかも知れない。 なのでそれまでに戦力補強と敵の頭数減らしを頑張らなければならない。 当然、アサシンは気配遮断の効果で戦闘ができないのでクソザコスペックのバラモスに頑張ってもらわなければならない。 BACK NEXT -010 高町なのは&キャスター 投下順 -008 大道寺知世&アサシン -010 高町なのは&キャスター 時系列順 -008 大道寺知世&アサシン BACK 登場キャラ NEXT Happy Birthday! 桂たま&アサシン(ゾーマ) 000 前夜祭 001 惑いのダッチアイリス